「PBR1倍割れ企業」に投資してみた結果と「PBR1倍割れ解消推進ETF」

投資

「PBR1倍割れ企業」に投資してみた結果、想定していたよりも大きく株価が上昇してくれています🌟

なんで「PBR1倍割れ企業」が注目されているの?

✍️この記事を読むとわかること
✅「PBR1倍割れ」が注目されている理由がわかる
✅「PBR1倍割れ企業」に投資してみた結果(2023年4月〜6月に購入)が分かる
✅「PBR1倍割れ解消推進ETF」とは何か、なぜ注目すべきなのかが分かる

「PBR1倍割れ」が注目されている理由

日本では、
『上場企業であるにもかかわらず、資本コストや株価に対する意識が低く、市場や投資家と向き合った経営をしていない状態』が、長い間続いていました。

これを問題視した東京証券取引所が、2023年3月、PBRの低迷する上場企業に対して改善策を開示・実行するよう要請したことで、PBR1倍割れ企業に注目が集まりました。

東証がメスを入れた「PBR1倍割れ問題」と狙い目の銘柄
今、PBRが1倍を割る企業に注目が集まっています。東京証券取引所(PJX)が、PBR1倍を割る企業、つまり時価総額が会計上の価値を下回り、上場企業失格とみなされるような不名誉な指標を示す企業があまりにも多いことに危機感を感...

詳しくは上記の記事で解説しているよ🌟

「PBR1倍割れ企業」に投資してみた結果

2023年3月に、
東京証券取引所がPBRの低迷する上場企業に対して改善策を開示・実行するよう要請したことで、PBR1倍割れ企業に注目が集まりました。

さらに、
投資の神様バフェット氏が、日本株に「追加投資を検討したい」と日本株に強気な姿勢を見せたことで、海外投資家による日本株に対する注目が高まりました。

私自身このトレンドは大きそうだなと感じ、改善余地がある「PBR1倍割れ企業」の株を購入しておこうと思い実際に購入してみました(2023年4月〜6月に購入)。

ここで、実際に購入した10銘柄の結果について公開していきたいと思います。

2023年4月に上記のブログ記事で紹介した「PBR1倍割れ企業」に投資してみた結果、該当銘柄について想定していたよりも大きく株価が上昇してくれています。

購入した数量や購入額は伏せますが、株価の上昇率(%)について公開したいと思います👍

参考になれば幸いです。

上記10銘柄については2023年4月時点で、「PBR1倍割れ」企業として今後市場や投資家と向き合った経営を行い、改善を促すための具体策として企業価値を高める取組みを行うことが期待されて株価が上昇するのではないか、と判断し購入したものとなります。

※上記11名柄のうち、「アイドマHD(7373)」については、「PBR1倍割れ」企業ではなく、他の理由で購入したものになるため除外。

私が今回「PBR1倍割れ企業」に着目して購入した10銘柄の平均上昇率(2023年4月〜8月)は、「約23%」でした🌟
※2023/9/6現在

三井住友DSアセットマネジメントのレポートでも、
3月末から8月下旬までで再検証したところPBR1倍割れと1倍以上のパフォーマンス格差は拡大したことが確認されたと報告されています。

また、
『資本効率改善の取り組みが今後多くの企業に広がれば、この低下傾向が続き、PBR1倍割れかつROE8%以上の銘柄群が選好される可能性は高い』との見解が示されていることからも、「PBR1倍割れ企業」に着目し、改善余地がある割安企業に投資しておくことは賢明な選択であると考えられます。

出所:三井住友DSアセットマネジメント

この背景には、「PBR1倍割れ」企業が企業改革を行っていくと期待した海外勢による買いが、春先からの日本株上昇を主導したという事実があります。

実際に、4月第1週から外国人投資家は約7.5兆円を買い越していて、世界の株式市場全体の上昇率が年初から13%なのに対し、日経平均株価は24%上昇していることからもその注目度がうかがえます🌟

「PBR1倍割れ解消推進ETF」の誕生

出所:東京証券取引所

取引時間中にリアルタイムで売買できる投資信託であるETF(上場投資信託)について、日本ではこれまでは指数に連動する「インデックス型ETF」しかありませんでしたが、2023/9/7に「アクティブ型ETF」が上場することが決定しました。

海外では既に多くの市場においてアクティブETFが拡大していおり、投資家によるニーズの高まりがみられています。

さらにはNISA(少額投資非課税制度)の拡充・恒久化が予定され「貯蓄から資産形成へ」の流れが加速する中で、NISAの非課税の仕組みはETF投資との相性も良いと思われることからアクティブ運用型ETFの導入は投資の選択肢を増やすことにもつながります。

このように東証は、多様化した投資家ニーズに応える目的で、ETFを上場させるために必要であった指標連動要件を緩和し、連動対象指標が存在しないアクティブETFの上場を新たに導入しました。

「アクティブETF」として上場が決定したのは、以下の6つです。

指数に連動する「インデックス型ETF」と比較すると、運用コストである信託報酬が高めである点は気になる(ネックになる)けど、その分高い運用利回りが期待できるなら投資を検討してみるのも面白いよね🌟

なるほど(΄◉◞౪◟◉`)

ちなみにこの中だと、どれがおすすめなの?

一概にどれが良いとは言えないけど、

私が一番気になっているのは「PBR1倍割れ解消推進ETF」かな🌟

「PBR1倍割れ解消推進ETF」とは

概要
✅2023年9月7日(木)に新規上場

このETFは、
PBRが1倍未満の銘柄のなかから、利益水準や財務状況、取引所における流動性など、運用会社であるシンプレクス・アセット・マネジメント独自の観点で総合的に投資銘柄を選定するアクティブETFです。
議決権行使を通じて割安な企業価値を放置している経営陣に経営の質の改善を促します。
投資銘柄が資本コストを意識した経営に向かい、PBR1倍割れの銘柄のバリュエーションが改善することから生まれる収益機会を狙います。

つまり、
「PBR1倍割れ解消推進ETF」は、PBR1倍割れ状態にある現時点では純資産を有効活用できていない企業に幅広く投資を行うってことだね🌟

今は効率的な経営が出来ていない状態だけど、これから改善していくと考えられる企業をファンドが選定してくれて、そこに投資ができるのは魅力的と私は感じました。

基本情報
気になる点
✅信託報酬が高め👉0.9%(税込:0.99%)

信託報酬が高めなので、長期保有には向いていない。

「PBR1倍割れ解消推進ETF」が面白いと思った理由

前提
2023年3月、
東京証券取引所が、PBRの低迷する上場企業に対して改善策を開示・実行するよう要請しました。
これを機にPBRへの注目が高まっています。
※東証は、長期にわたってPBRが1倍を下回っている企業を、上場会社であるにもかかわらず、市場や投資家と向き合った経営をしていないと判断し、改善を促すための具体策として企業価値を高める取組や進捗状況を開示するよう要請している。
また、プライム基準の未達企業に認めた経過措置の明確化(3年で終了。その後1年で改善できなければ上場廃止など)している。

👉つまり、
企業として、経営者として、PBR1倍以上にしていかないと上場廃止・経営者失格(クビ)になるということ。
綺語として経営者として存続の危機がかかっている訳なので相当の覚悟でPBR1倍以上にする(=株価を上げる)取り組むを行うであろうということが予想できる。

上記の背景があるため、
経営者がPBRを意識し、改善策を実行していく中で企業の業績が改善し、株価も上昇する可能性が高いと考えられます。

実際に、
東証が今年3月に、PBRの低迷する上場企業に対して改善策を開示・実行するよう要請してから現在までの間で、PBR1倍割れ銘柄群の平均騰落率はPBR1倍以上の銘柄群を上回っています。
PBR1倍割れと1倍以上のパフォーマンス格差は拡大したことが確認されている。

このトレンドはかなり大きなトレンドで、強いトレンドだと考えられます。

国と東証(PJX)が一体となって、
国内株式市場の改革に本気で取り組みだしたことで、日本株式市場に海外投資家の注目が集まることで、株価の上昇・日本市場全体の上昇が見込めるからです。

気になる点は、信託報酬が高いところです。

アクティブETFである「PBR1倍割れ解消推進ETF」は、パッシブETFと比較すると運用コストが高めです。

この点については、
長期保有ではなく、1年から3年、長くても5年程度の保有を目的とすることで目をつぶろうと思っています。
※PBR1倍割れ解消のための恩恵が取れる期間がそれくらいが山だと考えるから。

本来、1、2年様子を見でから投資を行うかどうかの判断を行いたいところですが、今回は直近1、2年で大きく上昇がとれるであろうETFであると考えるため、解禁されたアクティブETFの動向を自身で確かめるためにも勉強として少しだけ購入してみようと思っています。

ETFは、株と同じように日中取引時間中に、リアルタイムの価格で売買できるのが魅力です。
とはいえ、まだ得体の知れないETFです。

日本のETF市場は流動性が非常に低く、レバレッジ型など特殊な形を除いたETFでは、高くて1日の売買代金が10億円程度、上位5位で2億円程度しかないというのが現状です。

流動性が確保できないと、日中の取引で“異常な価格”になってしまう可能性があります。

そうした点を踏まえると、上場後すぐ飛び付かず、ある程度売買が活発になってから参加するのがベターかとは思います。

同 ETFは東証による企業改革の流れを取り込むため、PBRが1倍未満である銘柄の中から246銘柄組み入れているとのことなので、ETFを購入せずとも、組入銘柄を参考にしてみるのも良いですよね🌟

まとめ

✅「PBR1倍割れ」が注目されている理由
→長年放置されていた日本企業の資本効率の悪さに対し、東京証券取引所がPBRの低迷する上場企業に対して改善策を開示・実行するよう要請したことで、PBR1倍割れ企業に注目が集まった。
※つまり、企業として、経営者として、PBR1倍以上にしていかないと上場廃止・経営者失格(クビ)になるということ。
企業として経営者として存続の危機がかかっている訳なので相当の覚悟でPBR1倍以上にする(=株価を上げる)取り組みを行うであろうということが予想できるから。

✅「PBR1倍割れ企業」に投資してみた結果(2023年4月〜6月に購入)
→私が今回「PBR1倍割れ企業」に着目して購入した10銘柄の平均上昇率(2023/4〜2023/8)は、「約23%」
※2023/9/6現在

✅2023/9/7に6つのアクティブETFが東証に上場

✅「PBR1倍割れ解消推進ETF」とは
→PBRが1倍未満である銘柄の中から、利益水準や有価証券報告書及びその他の開示情報、取引所における流動性等を、運用会社が総合的に判断し投資銘柄を選定した、これから株価が上昇しそうなPBR1倍割れ企業詰め合わせセット。

✅「PBR1倍割れ解消推進ETF」になぜ注目すべきなのか
→国と東証が一丸となって取り組んでいる大きなテーマであるため、企業の経営者がPBRを意識し、改善策を実行していく中で企業の業績が改善し、株価も上昇する可能性が高いと考えられるから。

今回の内容を踏まえて、トレンドの割安日本株投資、安定の積立NISA、配当金重視の高配当投資、目的別の投資で今後も運用を続けてきいきたいと思います😊

(※当記事は投資を促すものではありません。当記事の主な目的は、自身の頭の中を整理する目的で作成しており情報をブログにまとめて保管することを目的としています。投資はリスクが伴う話ですので、ひとつの判断材料として最終的な投資決定はご自身の判断でお願いします。)

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