NISAで運用できて、かつ米国のS&P500インデックスと同等の構成銘柄構成・運用成績が見込める「インド版」と「日本版」もあればいいのにな、と思っていたら、出てきましたね!
きっと多くの投資家さんが望んでいたことかと思います。
待ち望んでいた投資対象ですので早速飛びつきたいところですが、中身を見ずに購入は危険ですのでそれぞれの内容について確認していきたいと思います。
✍️この記事を読むとわかること ✅eMAXIS インド株式インデックスの特徴が分かる ✅SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンドの特徴が分かる ✅iFreeETF JPXプライム150の特徴が分かる ✅購入すべきかどうかの判断方法が分かる
eMAXISインド株式インデックス
✅楽天証券 ✅マネックス証券
2024年2/22より運用開始のため、まだ過去の実績という判断材料がないという心許なさは否めませんが、NISA(成長投資枠)で運用可能なインド投資先として注目を集めています。
サクッとインド株式
✅SBI証券 ✅松井証券
SBI・ iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド (愛称:サクっとインド株式)の純資産が300億円超となりました。
※インド株式インデックスファンドとして最短期間での純資産総額300億円突破とのこと。
SBI・ iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンドの投資対象は、iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEX インディア ETFであり、そのETFはインド株30銘柄の現物株に投資しているのも良い点です。
ただし、「SBI・ iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」のベンチマークがS&P BSE SENSEX インデックスと30銘柄を対象としており、Nifty50指数の構成50銘柄より銘柄数が少ないため、より分散を効かせるという意味ではNifty50指数をベンチマークとしている「eMAXISインド株式インデックス」が有利となります。
⭐️インドの代表的な株価指数は2つ(インドには代表的な証券取引所が2つある)。
1️⃣ボンベイ証券取引所
2️⃣国立証券取引所
※ボンベイ証券取引所は東京証券取引所より古い歴史を持つ
米国株の株価指数といえば、「NYダウ」や「S&P500」ですよね。
インドにもそのような指数があり、それが「SENSEX」と「Nifty50」です。
インドのボンベイ証券取引所 (BSE) に上場し、インド経済の主要セクターで事業展開する企業を対象に、その中でもきわめて規模が大きく流動性も高い30社のパフォーマンスを追跡している株価指数。 有名所でいうと、スズキのインド会社マルチスズキが入っています。
まだ設定来から4ヶ月程度しか立っておらず、判断材料として心許ないところは否めませんが、現状の運用成績と上位組入銘柄は以下の通りとなっています。
金融セクターと情報技術セクターが約半分を占めているんだね🌟
まだ設定来から4ヶ月程度しか経っていないため、判断材料として心許ないところは否めませんが、NISA(成長投資枠)で運用可能なインド投資先として注目を集めています🌟
出所:SBI証券
インドの将来性
インドがポテンシャルを発揮できるかどうかの需要な要素はハイジーン(衛生面)と雇用次第。つまりインフラと雇用が重要になります。
雇用については特に製造業。付加価値を生み出す製造業が増えるということが重要です。
インドが覇権を握るときには、ITメッカのバンガロールあたりが震源地になりそうです。
また、インドは2036年のオリンピック誘致に向けて動いています。場所はマーメダバードが有力候補と言われています。
タダグループに注目。
インドには国内に141の空港があるのですが、この4、5年で80もの空港が新設される予定となっています。
この空港新設に向けてボーイングとエアバスを合計540機買うのでは?といったことが囁かれています。
そして、インドのハイデラードは今世界で最もホットな都市と言われています。
インドの平均年齢は2050年になっても38歳です。
人口増と所得向上が同時に起きているため、世界的企業もインドのマーケットを重要視しています。
現状、インドの都市化比率は35%です。
国連は、2050年にインドの都市比率が50%に達するまで4億人の人口が都市に流入するだろうと予測しています。
つまり、今後26年間で世界最大の都市となり、インド経済の影響は凄いことになると考えられます。
ちなみに、インドの高速道路は、日本のJR東日本の技術提供を受けていくことになっています。また、住友不動産が5,000億円をかけて都市開発を行うことになっています。
極め付けに、インドはAI分野で一番強い国になるだろうと予測されています。
今もこれからも成長を続けていくインドに投資したい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾✨
インドに投資するにはどうしたらいいの?
インド政府は外国からの投資を規制しています。そのため、日本人が米国株を買うように、インド株を直接買うということはできません。
日本人(日本に居住している人)が、インドへ投資を行う方法は以下の3つです。
1️⃣米国市場でADRを購入する
※7銘柄しかない【ex)TSMC】
2️⃣ETFを購入する
※東証上場のETFは1つだけ【NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty50連動型上場投信(1678)のみ】
3️⃣投資信託を購入する
※インドの投資信託は35本ほどある【ex)SBI・ iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド (愛称:サクっとインド株式)】
JPXプライム150
「JPXプライム150」とは、時価総額上位500社から稼ぐ力を持つ150社を選定した構成銘柄のETFです。
収益性(ROEが資本コストを上回る上位75社)と将来性(PBR1倍を超えている市場・投資家が評価する75社)で構成されています。
もう少し噛み砕くと、キャピタルゲイン寄りの銘柄構成で、ROE14%以上の企業の割合が半数以上と、S&P500とほぼ変わらない成績を出している企業で構成されているということです。
業績の根幹となる売り上げ成長率を見てもS&P500の割合とほぼ同じであることが数値で示されています。
最終的に株価を決定づけるEPSの成長率についても5年平均で20%以上伸びている会社が28%の銘柄で達成されています。
なかなかの優良株オールスターで構成されていることが数値から見てとれます。
そのため、長期投資に向いている日本株ETFのひとつと考えています。
ROEとは、「Return On Equity」の略で、「自己資本利益率」ともいいます。 株主が出資したお金を元手に、企業がどれだけの利益を上げたのかを数値化したもので、「企業がどれぐらい効率良くお金を稼いでいるか」を示す財務指標です。 つまり、投資家から預かったお金を効率的に運営できているかどうかを示し、企業がお金を預けてくれた投資家に対してどれだけ報いたかどうかを示します。 基本的に、ROEが高いほど資本をうまく使って、効率良く稼いでいる会社だといえます。 反対にROEが低いほど経営効率の悪い会社だと見ることができます。 ちなみに、ROEは、一般的には10%を上回ると投資価値がある優良企業といわれています。
PBRとは、「Price Book-value Ratio」の略で、株価が1株当たり純資産の何倍まで買われているかを見る投資尺度です。 現在の株価が企業の資産価値(解散価値)に対して割高か割安かを判断する目安として利用されます。 つまり、企業が将来生み出す付加価値があるかどうかを示し、投資家が企業をどう評価しているかが数値に現れます。 PBRの数値は、低いほうが割安と判断されます。 ちなみに、PBR=1倍が株価の底値のひとつの目安(株価と資産価値が同じ)とされています。 1倍を割るような企業は解散した方がマシと言われても仕方がない運営をしていると投資家が評価し、将来生み出してくれると考えられる付加価値が感じられない、投資する魅力に乏しい不人気の企業と言われても仕方がありません。 ゆえに、本当は実力があるのに努力をせずちょっと今は力を抜いて運営している企業については、ちょっと頑張れば伸びる企業、つまり今は本来の実力が反映されていないで放置されている企業として割安であるというような判断ができたりします。
このように、
「JPXプライム150」は、2つの視点から構成銘柄を選出しています。
1️⃣企業が投資家から預かったお金を効率的に運営して、お金を預けてくれた投資家に対してどれだけ報いたかという視点(収益性)
2️⃣投資家が企業をどう評価しているか(将来生み出すと考えられる付加価値を感じられているか)という視点(将来性)
この両面から判断している点で、これまでにはなかったETFとなっていて、企業目線と投資家目線が一致する好循環となる企業によって構成されていると考えられます。
こちらもまだ設定来から1ヶ月も経っていないため、判断材料として心許ないところは否めませんが、NISA(成長投資枠)で運用可能な優良株オールスターで構成された日本株ETFとして注目を集めています🌟
どれに投資するか
本来は、最低でも運用から1年程度は様子を見た方が良いのですが、私は近々、「SBI・ iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド(サクッとインド株式)」と「JPXプライム150」をポートフォリオに入れたいと思いました。
まとめ
✅2024年にスタートした新NISAでインド株投資をしたい場合は、成長投資枠を利用することで可能 →SBI証券なら「サクッとインド株式」、楽天証券なら「eMAXISインド株式インデックス」でOKかと。 ※NISA成長投資枠の対象商品は、投資信託協会のsiteにて確認可能 ※現状「iTrustインド株式」のみ積立投資枠での運用が可能だが、信託報酬などのコストが0.982%と高め。 ✅新興国リスクは想定しておくこと →新興国株式市場の特徴の一つは、市場の低迷時に相対的に資金の抜け方が早く、資金の戻りも遅いことが多い。 ✅インド投資については長期投資を前提とする(2040年頃が一つの目安) →インドは、2040年代が人口ボーナスのピーク(2040年代前半から後半まで続く)となるため、少なくとも2040年まで可能であればそれ以上の期間で長期投資するという前提で投資を行うのがベター ※短期投資には向かないということ ✅「JPXプライム150」 →キャピタルゲイン寄りの銘柄構成で、ROE14%以上の企業の割合が半数以上と、S&P500とほぼ変わらない成績を出している企業で構成されている。 業績の根幹となる売り上げ成長率を見てもS&P500の割合とほぼ同じであることが数値で示されている。 最終的に株価を決定づけるEPSの成長率についても5年平均で20%以上伸びている会社が28%の銘柄で達成されている。
投資はバランスが大事です。
自分の状況や考え方、価値観に合ったコンフォートゾーンを考慮した投資手法と資産構成にすることが重要だと考えています。
そして自分のポートフォリオがどうなっているのか、どうしたいのかを考えることが重要です。
私は、まず大枠として米国S&P500、次に将来性に期待のインドインデックス、将来の不確実性に備えてオルカン。
※ちなみに、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」には1.4%程度、「eMAXIS Slim新興国株式」には13%程度、インド株式は含まれています。
トレンドの日本株(自分が日本で生活している日本人であることも考慮)。
ここをインデックスで押さえておけば、あとは相性の良い個別株を要所要所でトレードしていくという形が私には合っているなと感じます。
そして、BTC(ビットコイン)です。私は2017年上旬に初めてBTCを購入し、現在も保有しています。
2024年4月頃にBTCの半減期というイベント迎えるため、2024年・2025年は仮想通貨市場も上昇相場になることが予想されています。
仮想通貨、少なくともブロックチェーン技術の将来性は間違いなく重要視され、その技術が世の中に普及浸透していくことが予想されます。現在も普及が進んでいますが、今後ますます必須の技術になっていくでしょう。
今後もいろんな形の資産で資産形成していくために学ぶことを続けていきたいと思います。
そしてインフレに強い資産をこれまで以上に育てられるよう、今後もコツコツ投資を継続していきたいと思います₍˄·͈༝·͈˄₎◞🌟
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