本書『ゼロ秒思考/赤羽雄二』は、
マッキンゼーで14年活躍した著者がたどり着いた
漠然とした思考や散らかった思考の整理術を言語化してくれている本です。
さらに、エリートマッキンゼーでない私たちでも実践できるように
そのメモ術を究極にシンプルに教えてくれています。
コストのかからないお悩み解決法の本で、
納得の内容でしたので共有できればと思い、
本書の内容をさらにシンプルに要約したいと思います。
感情を考えに、考えをメモに
なんかモヤモヤしていることや解決しなければいけない問題がありながら
イマイチポイントを掴めず、悩んでる人を
フェーズ別に言語化した人が本書の著者赤羽さん。
感情から考えをまとめ、メモにし、課題解決に取り組むまでに
フェーズ(段階)があると言っています。
情報 → 感情 → 思考 → 整理 → 仮説 → 解決 ガマン モヤモヤ 堂々巡り 頭いい できる
思考を整理するにはメモで文章化するのが効果的です。
溜まったメモをジャンルごとに分類できるし、
日を追うごとにどういう風に解決されていったかの軌跡がわかります。
A4用紙を使え
サイズはB5でもなく、A6でもなくA4がベスト。
いわゆるメモ帳サイズではだめなのだそう。
その理由は、
スペースが小さいと思考も小さくなってしまうのが人間の思考の癖だから。
マッキンゼー出身の情報処理のプロがあらゆるサイズを試した結果、
「A4」がベストだと結論付けてくれているのだから従うのがベスト。
ちなみに、
テーマ毎に分類しやすいように、ノートではなく、
コピー用紙のような紙を使うよう著者の赤羽さんは強調しています。
1ページ1分で、思いついた瞬間に書く
1ページ1分で、思いついた瞬間に書く。
時間をかければ良いものができるとは限らないから。
さっと書き終えてどんどん次に行く方がよっぽど頭の整理になるから。
寝る前のファイリング
いくつかの分類ごとにファイルに分けて保管しておく。
それだけでOK。
簡単ですね!
3ヶ月に一度ざっと眺める
丁寧に読み返す必要はない。
あくまで「ざっと眺める」だけでいい。
そうすることで、
自分の成長過程を確認することができるから。
いかがでしたでしょうか?
「ゼロ秒思考」って仕組みを習慣化することで手にできる思考術だったんですね!
頭のいい人・できる人は、
散らかった感情や情報を言語化して思考をし、
さらに整理して仮説を立てることで問題点を明確にできるから
漠然としたモヤモヤに感じてしまうようなことでも
問題解決ができるんだなと改めて感服しました。
仕組みを知っているからこそそれを習慣化することで、
もの凄いスピードで、
「ゼロ秒思考」が可能になるのだということがわかりました。
A4メモ術を習慣化し、「ゼロ秒思考」を手に入れたいですね!
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